【猪】 11画 (8)  準1級

旧字【猪】 12画 (9) 準1級 

基本字【豬】


[音] チョ
[訓]
いのしし

《意味》

いのしし。い。いのこ。イノシシ科の哺乳動物。

【猪】

イノシシ・ブタ類の総称。特にイノシシのこと。

【猪首・猪頸】いくび

  1. イノシシの首のように、短く太い首(の人)。
  2. (かぶと)を後ろにずらし、少し仰向けにかぶること。

【猪】いのしし

イノシシ科の哺乳動物。ブタに似ているが、(きば)があり、全身に黒褐色の荒い毛がはえている。肉は食用。
Wikipediaイノシシ

【猪武者】いのししむしゃ

思慮を欠き、向こう見ずにがむしゃらに突進する武士。また、そういう人。

【猪籠草】うつぼかずら

ウツボカズラ科の(つる)性多年草。食虫植物。葉の先が袋状になっていて、虫を捕らえる。
Wikipediaウツボカズラ
「靫蔓・靫」とも書く。

【猪ちょき

猪牙舟(ちょきぶね)」の略。和船の一つ。江戸時代、市中の水路で大量に使われた屋根がなく細長い舟。船足が速い。吉原の遊び客の足として盛んに用いられた。

【猪口】ちょこ

  1. 陶製の小さな(さかずき)。おちょこ。
  2. 刺身(さしみ)・酢の物などを盛るのに使う、小さくて深い陶製の器。刺身の付け醬油(じょうゆ)などを入れることもある。
「ちょく」とも読む。

【猪口才】ちょこざい

小生意気なこと。そのような人をもいう。
軽蔑(けいべつ)して言う語。
「猪口才な奴め」

【猪突】ちょとつ

振り返らずに突進すること。向こう見ずに物事を行うこと。無鉄砲。
イノシシが突進する意。

【猪突猛進】ちょとつもうしん

一つのことに向かって、向こう見ずに猛烈な勢いで、つき進むこと。

【猪勇】ちょゆう

イノシシのように向こう見ずな勇気。また、そのような勇士。

【豪猪】やまあらし

ヤマアラシ科とアメリカヤマアラシ科の哺乳類の総称。体と尾の上面にはとげ状に変化した硬い長毛があり、これで敵から身を守り、ときには攻撃に用いる。
ヤマアラシ科の多くは尾が短く、木に登らない。
また、アメリカヤマアラシ科のものは尾が長く、普通、木の上で生活する。
Wikipediaヤマアラシ
「山荒らし」とも書く。

《字源》

正字は「豬」で、声符は「者(者)(しゃ)

《字体》

の部分は、常用漢字の字体と同様に、点を省いたのように書くのが隷書の時代から主流で、手書きの楷書では点をつけたものは歴史的にも皆無。
現在はと書いて問題ない。

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