【暢】 14画 (10)  準1級


[音] チョウ
[訓] びる
  とお
  べる

《意味》

  1. のびる。のびやか。
  2. よどみなくよく通る。

【暢月】ちょうげつ

陰暦11月の異名。

【暢達】ちょうたつ

のびのびしていること。のびやかであること。
「暢達な筆跡」

【暢茂】ちょうも

草木がのびのびと生い茂ること。

【暢びる】のびる

  1. 長くなる。成長する。
  2. 行き渡る。

【暢気】のんき

  1. 性格がのんびりしているさま。物事にとんちゃくしないさま。「暢気な性分」
  2. 心配事や苦労がないさま。気楽なさま。「暢気に暮らす」
  3. 気が長いさま。落ち着いているさま。「暢気に構える」
気・暖気」とも書く。「暢気・気」は当て字。

【伸暢】しんちょう

力や長さがのびること。また、のばすこと。
「体力の伸暢」
「伸長」とも書く。

【通暁暢達】つうぎょうちょうたつ

あることに対して非常に詳しく行き届いているさま。
「通暁」は詳しい知識を持っていること。「暢達」はのびのびしていること。

【明暢】めいちょう

言葉・音声・論旨などがはっきりしていること。また、明るくのびのびしていること。
「明」とも書く。

【流暢】りゅうちょう

話しぶりがなめらかでよどみないこと。
「英語を流暢に話す」「流暢な話しぶり」

【南北暢】なんこうほくちょう

天子の徳が南や北の果てまであまねく及ぶこと。
「洽」はあまねく行き渡る、「暢」は広く行き渡る意。

《字源》

声符は「昜(よう)
「昜は陽光。台上の玉(日)から下方に光が放射しているさまを表す。その光は魂振り(魂に活力を与え再生させる呪術)の力があり、陽の気を生ずる。
「申」は電光の象形。
「暢」は生気がのびる意を表す。

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