「爪」を用いたことわざ・慣用句など
【爪で拾って箕でこぼす】つめでひろってみでこぼす
苦労して蓄えたものを一度に浪費してしまうことのたとえ。
また、収入が少ないのに支出が多いことのたとえ。
【爪に爪なく瓜に爪あり】つめにつめなくうりにつめあり
間違いやすい「爪」と「瓜」の字形の相違をやさしく教えた言葉。
【爪に火を点す】つめにひをともす
非常にけちなことの例え。
また、せっせと倹約する例え。
蠟燭の代わりに爪に火を点す意から。
【爪の垢ほど】つめのあかほど
非常にわずかなことの例え。
「爪の垢ほどの蓄えしかない」
【爪の垢を煎じて飲む】つめのあかをせんじてのむ
すぐれた人の爪の垢を薬として飲みでもして、その人にあやかるように心がける。