【澱】 16画 (13) 準1級


[音] テン
  デン
[訓] おり
  よど
  よど

《意味》

  1. おり。かす。水底にたまった泥。
  2. よどむ。泥がたまって水が流れない。
「殿」に書き換えられるものがある。

【澱】おり

  1. 液体を静かに置いたとき、底に沈んでたまったかす・不純物。
  2. 心の中にかすのようにたまって離れないもの。

【澱粉】でんぷん

多糖類の一つ。ヨウ素溶液により青紫色に呈色する。緑色植物の葉緑体中で光合成によってつくられ、根・茎・種子にデンプン粒として貯蔵される。

【澱】よど

水の流れがよどんでいるところ。よどみ。
」とも書く。

【澱む】よどむ

  1. 水や空気などが流れずにとどまって動かないでいる。
  2. ものが底に沈んでたまる。「ごみが水槽に澱む」
  3. 沈滞して、活気がなくなる。「家庭の澱んだ空気を一掃する」
  4. とどまって、すらすらと進まない。しぶる。とどこおる。「言葉が澱む」
む」とも書く。

【沈澱】ちんでん

  1. 液体中にあるまじり物が沈んで底にたまること。転じて、不純物が沈んでたまること。
  2. 溶液中でおきた化学反応によって、液内に固体となって現れる現象。また、その固体。
「沈殿」に書き換えられる。

《字源》

声符は「殿(でん)
「殿」(とん)+(しゅ)
は、人が「丌(き)に腰かけているのを横から見た形で「臀」の元の字。(しり)の部分を強調した字。
「殿」は、臀を殳(ほこ)で殴る形で、臀たたきの俗が原義と思われる。

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