[音] | トウ |
[訓] | ただす |
とりしまる |
《意味》
【董す】ただす
見張る。監督し管理する。
「威をもってこれを董す」
【董狐の筆】とうこのふで
権勢を恐れず、ありのままに歴史に書き記すこと。
春秋時代、晋の歴史官董狐が、趙穿が主君の霊公を殺したのに、とり締まるはずの趙盾が何もしなかったので、趙盾に罪があるとして、趙盾が殺したと歴史書に書いたことから。
【董正】とうせい
おさめ正す。監督し、とり締まること。
【董統】とうとう
ただし、すべる。きちんと管理すること。
【董督】とうとく
軍隊や人民を監督し、きちんと取り締まる。
【董理】とうり
監督し、とり締まること。
【骨董】こっとう
《字源》
声符は「重(じゅう)」で「重」には「動(どう)」の声がある。
「重」は「東+土」で、「東」は袋の象形、「土」はおもりを表している。
袋の中の物を叩いて整えることを「董」といい、「ただす・おさめる・なおす」意になった。