[音] | トウ |
[訓] | ふじ |
《意味》
【藤八拳】とうはちけん
二人が、きつね・庄屋・鉄砲の身振りをして勝負を争う遊び。
狐拳。とうはち。
【藤】ふじ
マメ科のつる性落葉低木。幹は長く伸び、右巻きに他の物に巻きつく。初夏、紫色や白色の小花が房になって垂れ下がって咲く。
Wikipedia「フジ」
【藤空木】ふじうつぎ
フジウツギ科の落葉低木。、枝先にフジに似た紫色の花穂を垂れる。
Wikipedia「フジウツギ属」
「酔魚草」とも書く。
【藤葛】ふじかずら
フジのつる。また、つる性植物の総称。
【藤波・藤浪】ふじなみ
フジの花房。また、藤の花房が風に吹かれて波のように揺れること。
【藤袴】ふじばかま
キク科の多年草。夏から秋、茎の先にうすい紅紫色の小花が多数固まって開く。
Wikipedia「フジバカマ」
「蘭草」とも書く。
【葛藤】かっとう
葛や藤のつるが複雑に絡み合って解けない意から。
「つづらふじ」と読めば植物名。
【葛藤】つづらふじ
ツヅラフジ科のつる性落葉植物。
Wikipedia「オオツヅラフジ」
「かっとう」と読めば別の意になる。
《字源》
声符は「滕(とう)」。
「滕」の声符は「(朕)(よう)」で「舟+(そう)」。
「舟」は盤、「」は物を両手で捧げる形で、「」は盤中のものを捧げて賸る意。
「(朕)」は仮借で卜文・金文に一人称所有格として用いられ、「予(よ)」や「余(よ)」と似た音「よう」であったが、秦の始皇帝が「ちん」とよんで天子の一人称となった。
:「」の甲骨文字。