【乃】 2画 丿(1) 準1級
[音] | ダイ |
ナイ |
[訓] | の |
すなわち | |
なんじ |
《意味》
【乃ち】すなわち
「即ち・則ち」とも書く。
【乃公】だいこう
おれさま。わが輩。
尊大な言い方。男が使う。
「迺公」とも書く。
《乃公出でずんば蒼生を如何せん》だいこういでずんばそうせいをいかんせん
このおれさまが出なければほかの者に何ができるものかの意。世に出ようとする者の自信を示す言葉。
「蒼生」は人民の意。
【乃父】だいふ
【乃至】ないし
【乃】なんじ
おまえ。そち。
目上の人が目下の者にいう語。
「汝」「爾」とも書く。
【乃米】のうまい
年貢米。
「納米」とも書く。
【木乃伊】みいら
ミイラ。人間や動物の死体が人工的または自然に、腐らないで固まって原形を保っているもの。
ポルトガル語mirraの当て字。
《字源》
弓の弦をはずした形と思われる。
弦を張らずに、そのままおくことをいう。
:「乃」の甲骨文字。