【播】 15画 (12) 準1級


[音]
バン
[訓]
さすら

《意味》

  1. まく。ばらばらとまきちらす。
  2. ちらす。ちる。ばらばらとちる。
  3. のがれる。さすらう。
  4. 「播磨の国」の略。「バン」の音に相当し日本独特の音である。

【播種】はしゅ

作物の種子をまくこと。その方法に撒播(さんぱ)条播(じょうは)点播(てんぱ)の三種がある。

【播植・播殖】はしょく

種をまいたり、苗を植えたりすること。

【播遷】はせん

遠くさすらうこと。

【播磨】はりま

旧国名の一つ。今の兵庫県の南部。播州(ばんしゅう)

【播く】まく

  1. 発芽・生育させるために、植物の種を地面に散らしたり、地中に埋めたりする。
  2. 物事の原因をつくる。
    「自分で播いた種」
く」とも書く。

【伝播】でんぱ

  1. 次々に伝わって広まること。
    「デマが国中に伝播する」
  2. 波動が広がっていくこと。

《字源》

声符は「番(ばん)
「番」(ばん)(獣の(つめ)の形)と「田」(獣の掌の形)から成る象形。
掌の肉を「膰」という。
機敏に動くものの意があり、また、交代・順次の意がある。
:左から「番」の金文・篆書。
「番」の古文の篆書。

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