12画 (8) 準1級

異体字【牌】


[音] ハイ
[訓] ふだ

《意味》

  1. ふだ。字や目じるしを書いて標識・掲示として用いるふだ。看板。
  2. ふだ。賭博・遊戯などで用いるふだ。
  3. 戒名を書いたふだ。「位牌」
  4. メダル。

【牌】ふだ

  1. 板などに文字を書いてしるしとしたもの。看板やメダルなど。
  2. 遊技などに使う絵や文字を書いた木片や紙片。カルタ・トランプ・麻雀など。

【牌】ぱい 

〔中国語〕麻雀用の駒。普通、竹に象牙・骨材などをはりつけたものが使われる。全部で136個。

【位牌】いはい

死者の霊を(まつ)るため、その戒名を記す木の札。日本へは禅宗とともに伝来し、江戸時代に一般化した。霊牌。
中国、後漢の頃、死者の官位を記すことに始まったための称という。
一柱(ひとはしら)…」と数える。

【牙牌】がはい

  1. 象牙で作った札。物の名前を書くのに用いる。
  2. 遊戯の道具の一つ。象牙で作ったた麻雀の札。

【骨牌】かるた

遊びやバクチに使う、絵または文字のかいてある長方形のふだ。また、それを使った遊びやばくち。
いろはがるた・うたがるた・花がるた・西洋がるたなど、種類が多い。
特に「うたがるた」「いろはがるた」を指して言うことが多い。
「歌留多」「加留多」とも書く。ポルトガル語の「carta」からの当て字。

【金牌】きんぱい

賞や記念として与える金製、または金メッキの楯やメダル。

【銀牌】ぎんぱい

賞や記念として与える銀製、または銀メッキの楯やメダル。

【骨牌】こっぱい

  1. カルタ
  2. 獣骨などで作ったマージャン用の(ぱい)

【賞牌】しょうはい

優勝・功労などをほめたたえて与えるメダルや盾。
「入選者には金の賞牌を与える」

【招牌】しょうはい

看板。

【聴牌】てんぱい

〔中国語〕マージャンで、目指すパイが出れば上がれる状態にあること。
「入選者には金の賞牌を与える」

【銅牌】どうはい

賞や記念として与える銅製の楯やメダル。

【羅牌】らはい

磁気コンパスにおいて、方位目盛り盤をいう。コンパスカード。

《字源》

声符は「卑(ひ)
「卑」の上部は(さかづき)形の器の形。下部はその柄をもつ形。
「椑(ひ)の初文で、ひしゃく、しゃもじの類。
これに対して大きなさじを「卓(たく)といい、「卓」「卑」の関係から大小・高卑の関係が生じ、その意となった。

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