【煤】 13画 (9) 準1級


[音] バイ
[訓] すす
すすける

《意味》

すす。黒いすす。すすける。

【煤】すす

  1. 煙の中に含まれる、燃料が不完全燃焼したときにできる黒い粉末。
  2. すす「1.」やほこり・ちりが一緒になって、天井や壁などに黒く固まったもの。
    「天井の煤を払う」

【煤ける】すすける

  1. すすで黒く汚れる。
  2. 古くなって薄汚くなるなる。

【煤籠】すすごもり

年末の煤払(すすばら)いの日に、病人や老人、子供などが邪魔にならないように別室にこもっていること。

【煤竹色】すすたけいろ

竹が(すす)けたような赤黒い色。

【煤払い】すすばらい

  1. 屋内にたまったすすやほこりを払って掃除をすること。
  2. 年末、正月の準備に家の内外を大掃除すること。すすはき。すすとり。

【煤煙】ばいえん

石炭などを燃やす時に出る煙や黒い粉末。すす。すす煙。
特に、不完全燃焼で発生する大気汚染物質。

【煤炭】ばいたん

石炭の旧称。

【煙煤】えんばい

すす。油煙。

【麝煤】じゃばい

墨の別称。
麝香(じゃこう)の香りのある(すす)で作ったものの意。

《字源》

声符は「某(ぼう)
「某」「曰(えつ)+木」
「曰」祝詞(のりと)を入れる器。
それを木の枝に付けて神に捧げ、神意を問い(はか)る意で、「謀」の初文。

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