【曝】 19画 (15) 準1級


[音] バク
  ホク
[訓] さら
  さらける
  さらばえる

《意味》

さらす。日にさらしてかわかす。
「暴」に書き換えられるものがある。

【曝し】さらし

  1. さらすこと。また、さらしたもの。
  2. 江戸時代、縛った罪人を路傍にさらして見せしめにした刑罰。

【曝す】さらす

  1. 風雨や日光の当たるままにしておく。
  2. 危険な状態の中におく。
  3. かくすところなく、人々の目に触れるようにする。
す・暴す」とも書く。

【曝える】さらばえる

()せ衰えて骨が目立つ。
多く動詞と複合して用いられる。
「老い曝える」「()せ曝える」

【曝書】ばくしょ

書物の虫干し。晒書(さいしょ)

【曝涼】ばくりょう

蔵の中の書籍・衣類・道具などを日にさらし、風を通すこと。虫干し。

【曝露】ばくろ

  1. 他人の秘密・悪事などをあばいて明るみに出すこと。「秘密を曝露する」
  2. 直接風雨にさらされること。また、さらすこと。
「暴露」に書き換えられる。

【老い曝える】おいさらばえる

年をとって、みにくくみじめな姿になる。

《字源》

声符は「暴(ばく)
「暴「日+獣の死骸で、獣の死骸が日にさらされている象形。
「暴」があばれる意に用いられるようになったので、「日」を加えて、さらす意の「曝」が作られた。
「暴」の金文。日差しのもと、分解して骨があらわになる獣の死骸の形。

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