【氾】 5画 (2) 準1級


[音] ハン
[訓] ひろがる
あふれる

《意味》

  1. ひろがる。あふれる。
  2. ひろい。あまねし。ひろくひろがる。
  3. うかぶ。ただよう。

【氾愛兼利】はんあいけんり

すべての人をあまねく愛し、利益をともに広く分け合うこと。
兼愛交利(けんあいこうり)
『荘子』で兼愛・非攻を唱える墨子について述べた語。

【氾濫】はんらん

  1. 河川などの水がふえて、あふれ出ること。洪水になること。「台風で川が氾濫する」
  2. 事物があふれるほど多く出回ること。多く好ましくない状態にいう。
    「北朝鮮の麻薬が氾濫する」
濫」とも書く。

【氾がる】ひろがる

水が(あふ)れる。水がいっぱいに広がる。

《字源》

声符は「㔾(はん)「㔾」は人がうつぶせに臥している形。
「氾」は水死者を意味する。
「泛」は仰向けの水死者、「浮」は流される人を上から手を加えている形。
「氾浮」は人が水に浮くことを示す字。

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