【氾】 5画 氵(2) 準1級
[音] | ハン |
[訓] | ひろがる |
あふれる |
《意味》
「汎」
【氾愛兼利】はんあいけんり
すべての人をあまねく愛し、利益をともに広く分け合うこと。
「兼愛交利」
『荘子』で兼愛・非攻を唱える墨子について述べた語。
【氾濫】はんらん
「汎濫」とも書く。
【氾がる】ひろがる
水が溢れる。水がいっぱいに広がる。
《字源》
声符は「㔾(はん)」。「㔾」は人がうつぶせに臥している形。
「氾」は水死者を意味する。
「泛」は仰向けの水死者、「浮」は流される人を上から手を加えている形。
「氾・泛・浮」は人が水に浮くことを示す字。