[音] | リョウ |
[訓] | ひし |
《意味》
ひし。ヒシ科の一年草。
【菱垣廻船】ひがきかいせん
江戸時代に、大坂・江戸間の幹線航路に就航して大量の日常消費物資を江戸へ輸送した輸送船。
Wikipedia「菱垣廻船」
「檜垣廻船」とも書く。
【菱】ひし
ヒシ科の一年草。沼や池に群生する。茎は泥の中にあって、葉は水面に浮かび、菱形。
Wikipedia「ヒシ」
【菱食】ひしくい
カモ科の水鳥。全長約80センチメートルの大形のガン。ヒシの実を好む。天然記念物。
「鴻」とも書く。
Wikipedia「ヒシクイ」
《字源》
声符は「夌(りょう)」。
正字は「蔆」。
「淩」は波を乗り越えることで、陸には「陵」といい、水には「淩」という。
「夌」は、「(りく)+夊(すい)」。
「」は聖地に神を迎える建物の形。
その建物のあるところを「陸(りく)」という。
それに「夊(足)」を加えるのは、その建物を侵す意で、陵辱の意となる。
「夌」は稜角あるもの、菱形の意がある。