11画 (6) 準1級

減画略字【畢】10画


[音] ヒツ
[訓] わる
ことごと

《意味》

  1. おわる。おえる。全部もれなくけりをつける。隙間なくおさえてしまう。
  2. ことごとく。全部。もれなく。」「尽」

【畢わる】おわる

物事が尽きておしまいになる。
すっかり済む。

【畢竟】ひっきょう

結局。つまるところ。要するに。
「畢」も「竟」も終わるの意。
副詞だが、「する」と結合してサ変動詞としても用いる。
「畢竟するに~」

【畢生】ひっせい 

生まれてから死ぬまでを通じた全部の期間。一生。生涯。
「畢生の大作」「畢生の大業」
一生をかけた重大な事柄であることを形容する語。

【畢命】ひつみょう 

命が終わること。また、生涯。

《字源》

甲骨文字では網の象形。鳥獣などを捕る網で、下部に長い柄がある。上の「田」の部分が網の部分。
この網で一網打尽にとり尽くすので「おわる」意となり、「ことごとく」という副詞に用いる。

《字体》

隷書の時代から横画が一画少ないと書かれることがほとんどで、縦画も田の部分と連続して貫く形が標準。
康煕字典体のように田と分離して書かれた例はない(康煕字典体は説文篆文をそのまま楷書体化した形)。
」「の違い)も多く、こちらが現在の手書きの標準となる。
ちなみに、日本では江戸時代などでのくずし字もよく見られる。

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