【撫】　15画　扌（12）　準1級

《意味》

1. なでる
2. なでてかわいがる｡
3. 手をあてて押さえる｡しずめる。

【撫で肩】なでがた

やさしくなだらかに下がっている肩。
｢怒(いか)り肩｣

【撫で切り･撫で斬り】なでぎり

1. なでるように刃物を動かして切ること｡
2. かたはしから一人も残さずに切り倒すこと｡

【撫子】なでしこ

1. ナデシコ科の多年草。夏から秋にかけ淡紅色の小花をつける。秋の七草の一つ。
   Wikipedia｢ナデシコ｣
2. なでるようにしてかわいがる子。花のナデシコにかけていう。

｢瞿麦｣とも書く。

【撫でる】なでる

1. 掌(てのひら)などを軽くすべらせる。
   ｢子どもの頭を撫でる｣
2. やわらかい物や風が体に軽くふれる。
3. 櫛(くし)を使って髪を整える。
   ｢ちょっと髪を撫でる｣

【撫育】ぶいく

かわいがり大事に育てること。慈愛の心をもって育てること｡
｢愛育(あいいく)｣｢撫養(ぶよう)｣

【撫恤】ぶじゅつ

いつくしみあわれみ、物を恵むこと。

【愛撫】あいぶ

愛(いと)しんで、なでたりさすったりすること。また、そのように深く愛すること。

【慰撫】いぶ

人の怒りや不安をなだめ、いたわること。

【鎮撫】ちんぶ

乱をしずめ人心を安定させること。