[音] | ヘキ |
ヘイ |
[訓] | かたよる |
ひがむ | |
ひめがき |
《意味》
【僻る】かたよる
中心から外れている。一方に寄る。不公平である。
「僻った考えは捨てろ」
「偏る」とも書く。
【僻言】ひがごと
事実に合わない言葉。まちがった言葉。道理に合わない言葉。
「僻言は聞きづらい」
【僻事】ひがごと
事実に合わないこと。また、道理に悖ること。悪事。
「僻事を言うな」
【僻み根性】ひがみこんじょう
ひがんだ心。ねじけた性質。
【僻耳】ひがみみ
聞き違えること。聞きそこなうこと。ひがぎき。
「年老いてきて僻耳が多くなってきた」
【僻む】ひがむ
【僻目】ひがめ
【僻者】ひがもの
心のねじけた者。
【僻遠】へきえん
中心となる地域から遠く離れていること。また、そのような所。
「僻遠の地から上京する」
「辺鄙」
【僻見】へきけん
一方にかたよった意見。ひがんだ考え。びゃっけん。
「僻見が差別を生む」
「偏見」
【僻陬】へきすう
辺鄙な土地。僻地。片田舎。
「陬」は隅の意。
【僻説】へきせつ
まちがった考え。かたよった説。
「僻論」
【僻村】へきそん
【僻地】へきち
都会から遠く離れた、辺鄙な土地。片田舎。辺地。
「僻地の教育問題」
【僻邑】へきゆう
都会から遠く離れた辺鄙な村。片田舎。
「こんな山村僻邑から早く出たい」
【邪僻】じゃへき
心がよこしまで、ひがんでいること。またそのさま。
【偏僻】へんぺき
【偏僻蔽固】へんぺきへいこ
偏屈で意固地なこと。ねじけて素直さがなく、どうでも良いことにこだわること。
「偏僻にして固を蔽う」が書き下し文。