【捧】 11画 (8) 準1級


[音] ホウ
[訓] ささげる
  かかえる

《意味》

  1. ささげる。両手で胸の前に持ち上げて持つ。ささげ持つ。さしあげる。「奉」
  2. かかる。いだく。

【捧げる】ささげる

  1. 両手で目の前に高くさし上げる。
  2. 神仏、または尊敬すべき人に、物を献上する。さしあげる。
  3. 真心・愛情・信念などを示し、相手につくす。「国のために命を捧げる」「研究に人生を捧げる」
「奉げる」とも書く。

【捧持】ほうじ

高くささげ持つこと。
多く、ありがたいものに対して行う、うやうやしい態度をいう。

【捧呈】ほうてい

目上の人や身分の高い人に物を手でささげもってさしあげること。
「天皇に国書を捧呈する」

【捧読】ほうどく

手にささげ持って読むこと。
「宣命を奉読する」

【捧腹】ほうふく

腹をかかえて大笑いすること。また、そのさま。
「抱腹」とも書くが、誤用が慣用化したもの。

【捧腹絶倒】ほうふくぜっとう

堪え難いほど笑うさま。腹を抱えて大笑いすること。
「捧腹」は腹を抱えて大笑いすること。「絶倒」は笑い転げること。
「捧腹」は「抱腹」とも書くが、誤用が慣用化したもの。
呵呵大笑(かかたいしょう)」「捧腹大笑(ほうふくたいしょう)

【西施捧心】せいしほうしん

病に悩む美女の様子。
また、考えもなしに人の真似をしても、物笑いになるだけであるということ。
猿まねをして失笑を買うこと。
春秋時代、絶世の美女西施は胸に持病があり、胸を押さえ眉を(ひそ)めて苦しむ様子がまた美しかった。これを見た醜い女が真似てみたが、皆怖がって逃げ出したという故事から。
「西施、(むね)(ほう)ず」が書き下し文。
効顰(こうひん)(ひそみにならう)」

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】