【萌】 11画 (8)  準1級

交換略字【萠】


[音] ボウ
  ホウ
[訓] めば
めぐ
  きざ
  える
  やし
  たみ

《意味》

  1. もえる。草木が芽を出す。めぐむ。
  2. きざし。物事がおこることを予想させるしるし。まえぶれ。
  3. 多くの人民。(ぼう)」に当てた用法。

【萌す】きざす

  1. 草木が芽を出す。芽ばえる。芽ぐむ。()える。「若芽が萌す」
  2. 物事が起こり始まろうとする。特に、心の中にある気持ちが起こる。「敵意が萌す」
「2.」は「兆す」が多い。

【萌芽】ほうが

  1. 草木が芽を出すこと。また、その芽。めばえ。
  2. 新たに物事が起こり始めること。また、そのきざし。「文明の萌芽」

【萌生】ほうせい

  1. 草木がもえ出ること。
  2. 物事の起こるきざしが現れること。「殺意が萌生する」

【萌む】めぐむ

  1. 草木が芽を出す。芽吹く。「木々が萌む」
  2. ある感情・考えなどが生まれる。
「芽ぐむ」とも書く。

【萌・萌黄】もえぎ

「萌葱色・萌黄色」の略で、黄色がかった緑色。薄緑色。もえぎいろ。
芽が出たばかりのネギのような色。
CMYK:56、8、95、0 RGB:133、177、43  

【萌やし】もやし

米・麦・大豆などを水に浸し、日光を遮って芽を出させたもの。
Wikipediaモヤシ
」とも書く。

《字源》

声符は「明(めい)
「明」の正字は「朙」で、「囧(けい)+月」
「囧」は窓の形で、その窓から月光が入りこむことを「明」という。
窓から月光が入るところが神を迎えるところで、「明」は神明が本来の意味。
その神明の前で生け贄の血をすすって盟約することを「盟」という。
「明」の甲骨文字。

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