【昧】 9画 (5)  2級


[音] マイ
  バイ
[訓] くら
 

《意味》

  1. くらい。光がかすかで、よく見えない。
  2. はっきりしない。あやふや
  3. くらい。物事を知らない。道理にくらい。

【昧い】くらい

明るく勢いのよいさま。栄え輝いているさま。

【昧死】まいし

死を覚悟で上奏する意で、中国で古来、上奏文(臣下が君主に差し出す文)に用いた常套(じょうとう)語。
「あえて死罪に当たることも知らず」の意。

【昧者】まいしゃ

おろかもの。愚者。

【昧まいそう

夜明け方。あかつき。
「爽昧」

昧】あいまい

  1. はっきりしないこと。確かでないこと。ぼやけていること。また、そのさま。あやふや。
    「態度が曖昧だ」
  2. いかがわしいさま。「曖昧屋(売春婦をおいている家。)」

昧模糊】あいまいもこ

話の内容などがあやふやではっきりしないようす。ぼやっとかすんでいるようす。
「曖昧」も「模糊」もはっきりせず、ぼんやりしているさま。
朦朧模糊(もうろうもこ)
明明白白(めいめいはくはく)

【愚昧】ぐまい

おろかで物の道理がわからないこと。
「愚昧な民衆と政治家」

【三昧】さんまい

  1. 心を一つのものに集中させて、安定した精神状態に入る宗教的な瞑想。また、その境地。
  2. あることに熱中する意を表す。余念のない意を表す。また、とかくその方に一方的に心が傾き、心のおもむくままにそれをするようすを表す。
    「刃物三昧」「読書三昧」「放埒三昧」
    連濁(れんだく)により「ざんまい」となることが多い。名詞または形容動詞の語幹に付く。

昧】そうまい

夜明け。あかつき。
「昧爽」

【草昧】そうまい

世の中がまだ開けず、文化も人の知恵もまだ発達していないこと。
「草昧の世」

昧】とうまい

おろかであること。無知。
昧」「愚昧」

昧】もうまい

  1. もやや霧が深くて暗いこと。
  2. 知識がなく、物事の道理をよく知らないこと。
    「無知蒙昧な人々を救済した」
    「愚昧」
「曚昧」とも書く。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】