14画 (11) 準1級


[音]
  バク
 
[訓] さぐ
  うつ
   

《意味》

  1. さぐる。手でなでて捜す。手さぐりする。
  2. まねる。他のものに似せる。手本のまねをする。写す。「模」
「模」に書き換えられるものがある。

【摸る】さぐる

手で撫でて探す。また、探し回す。手探りをする。

【摸擬】もぎ

あるものの形態・方法などをまねること。
「摸擬試験」
「模擬」とも書く。

【摸索】もさく

手探りで探すこと。はっきりしない物事を、あれこれと考え試みながら探っていくこと。
「模索」に書き換えられる。

【摸写】もしゃ

実物どおりにまねて写すこと。また、そのもの。
「模写」とも書く。

【摸造】もぞう

ある物の形に似せてつくること。また、そのもの。
「模造」とも書く。

【摸倣】もほう

すでにある他のものをまねること。他のものに似せること。
「摸倣品」
「模倣」とも書く。

【摸本】もほん

  1. 原本のとおりに写して作った本。模写した書物。
  2. 習字や絵画の手本。
「模本」とも書く。

【掏摸】すり

人込みなどで、他人が身につけている金品を巧みに盗み取ること。また、その人。
「掏児」とも書く。音読みは「とうばく」

《字源》

声符は「莫(ぼ)
「莫」(ぼう)+日」。草間に日が沈むときの意。のち多く否定詞に用いるようになり、区別するため更に「日」を加え「暮」が作られた。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】