【勿】 4画 (2) 準1級


[音] モチ
ブツ
[訓] なか
 

《意味》

  1. なかれ。~してはいけない。禁止を表す助字。
  2. ない。なし。否定を表す助字。「不」「無」

【勿れ】なかれ

~してはいけない。~するな。~な。動作の禁止を表す語。「なし」の命令形。
「物を盗む勿れ」

【勿来関】なこそのせき

古代の関所。白河関・念珠ヶ関とともに奥羽三関の一つ。現在の福島県いわき市勿来付近にあった。

【勿翦之歓】ぶっせんのかん

周の人民が召公(しょうこう)の徳を慕い、その遺愛の木を切らずに保存して楽しんだ故事。
聖賢(聖人や賢人)の徳を(しの)ぶ意に用いる。
甘棠(かんとう)(あい)
『詩経』召南、甘棠(かんとう)の詩に「蔽芾(へいふつ)たる甘棠(かんとう)()ること()かれ()ること()かれ、召伯(しょうはく)(やど)りし(ところ)」とあるのに基づく。「蔽芾」・・・草木が茂り栄えるさま。

【勿論】もちろん

論ずる必要もないほどはっきりしているようす。言うまでもなく。無論。
「勿論賛成だ」
「論ずる勿れ」の略。

【勿怪】もっけ

思いがけないこと。意外なこと。またそういうようす。
「勿怪の幸い」・・・思いがけない幸い。
「物怪」とも書く。

【勿体】もったい

態度などが重々しいこと。威厳があること。
「勿体を付ける」・・・ことさらに重々しい態度や威厳をつける。
「勿体振って話す」

【勿体無い】もったいない

  1. 粗末にされたり、無駄にされたりしているのが惜しい感じである。
    「捨てるなんて勿体無い」
  2. まことに恐れ多い。かたじけない。
    「私には勿体無い話だ」

【勿忘草】わすれなぐさ

ムラサキ科の多年草。ヨーロッパ原産。高さ約40㎝。青紫色の小花をつける。
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