【璃】 15画 (11)  準1級


[音]
[訓]  

《意味》

宝玉の「(るり)」「(はり)」に用いられる字。


【浄璃】じょうはり

  1. 曇りのない水晶やガラス。
  2. 「浄玻璃の鏡」に同じ。地獄の閻魔(えんま)庁にあって、死者の生前の善悪の行為を写し出すという鏡。転じて、悪事をするどく見ぬく眼識。ごまかしのきかない眼識。

【浄璃】じょうるり

  1. 仏教用語で、汚れなく澄みきった瑠璃(るり)
    瑠璃は七宝の一つ。
  2. 三味線を伴奏楽器とする語り物の総称。浄曲。

璃】はり

  1. 水晶。七宝の一つ。
  2. ガラスの別称。

璃】るり

  1. 光沢のある青い宝石。七宝の一つ。ラピスラズリ。
  2. ガラスの古名。
  3. 瑠璃色(るりいろ)」の略。
璃は脆し》るりはもろし
美しいものや優れたものは、傷つきやすいということのたとえ。
璃も璃も照らせば光る》るりもはりもてらせばひかる
優秀な人物は、どこにいても目立つことのたとえ。
また、よい素質や才能を持っている人は、機会を与えられれば努力して真価を発揮するようになるということ。
「玻璃」は水晶のことで、瑠璃(るり)玻璃(はり)も質は違うが光を当てればともに美しく輝く意から。

璃色】るりいろ

紫がかった美しい青色。
CMYK:97、74、0、0 RGB:22、62、134  

璃鳥】るりちょう

オオルリ・コルリ・ルリビタキの俗称。特にオオルリの称。
Wikipediaオオルリ

璃鶲】るりびたき

ツグミ科の小鳥。全長約14センチメートル。雄は背面が美しい瑠璃色、脇はオレンジ色で腹面は白。鳴き声も美しい。
Wikipediaルリビタキ

《字源》

声符は「离(り)
「离」は冠飾をもつ獣の形で、「螭(みずち)の初文。
下部の「禸」は大小の爬虫類が相交わる形で、とぐろを巻くみずちの形に近い。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】