[音] | リョウ |
ロウ |
[訓] | かど |
いきおい |
《意味》
【稜威】いつ
「厳」とも書く。
「りょうい」と読めば別の意になる。
【稜】かど
はっきりと折り目のついたものの、すみの部分。
「角」
【稜威】りょうい
天子・天皇の威光。みいつ。
「いつ」と読めば別の意になる。
【稜角】りょうかく
多面体の物体がもつ、とがったかど。
【稜線】りょうせん
山の峰から峰へ続く頂の線。尾根。
【稜稜】りょうりょう
【威稜】いりょう
天子の威光。みいつ。
【岩稜】がんりょう
岩のかど。また、岩石が露出している尾根。岩尾根。
【山稜】さんりょう
山の頂上から頂上に続く峰すじ。尾根。
《字源》
正字は「棱」で、声符は「夌(りょう)」。
「夌」は、「(りく)+夊(すい)」。
「」は聖地に神を迎える建物の形。その建物のあるところを「陸」という。
それに「夊(足)」を加えるのは、その建物を侵す意で、陵辱の意となる。
「稜」は角を表す。
稜角には威霊を感じさせるものがあり、稜威をいう。