【稜】 13画 (8)  準1級


[音] リョウ
  ロウ
[訓] かど
いきお

《意味》

  1. かど。すみ。
  2. きわだった神霊の威光。みいつ。

【稜威】いつ

  1. 神聖であること。()み清められていること。
  2. 勢いの激しいこと。威力が強いこと。尊厳であること。尊厳な力。
「厳」とも書く。
「りょうい」と読めば別の意になる。

【稜】かど

はっきりと折り目のついたものの、すみの部分。
「角」

【稜威】りょうい

天子・天皇の威光。みいつ。
「いつ」と読めば別の意になる。

【稜角】りょうかく

多面体の物体がもつ、とがったかど。

【稜線】りょうせん

山の峰から峰へ続く頂の線。尾根(おね)

【稜稜】りょうりょう

  1. 角ばっているようす。気性が強く厳しいようす。「気骨稜稜」
  2. 寒気のきびしいようす。寒さが肌にしみるようす。

【威稜】いりょう

天子の威光。みいつ。

【岩稜】がんりょう

岩のかど。また、岩石が露出している尾根。岩尾根。

【山稜】さんりょう

山の頂上から頂上に続く峰すじ。尾根。

《字源》

正字は「棱」で、声符は「夌(りょう)
「夌」は、(りく)+(すい)
は聖地に神を迎える建物の形。その建物のあるところを「陸」という。
それに(足)を加えるのは、その建物を侵す意で、陵辱(りょうじょく)の意となる。
「稜」は角を表す。
稜角には威霊を感じさせるものがあり、稜威をいう。

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