7画 (5)  準1級

基本字【伶】


[音] レイ
[訓] さかしい
わざおぎ

《意味》

  1. わざおぎ。音楽を奏する人。また、俳優。
  2. かしこい。りこう。

【伶官】れいかん

音楽の演奏をつかさどる官。宮廷の楽師。

【伶人】れいじん

雅楽を演奏する人。楽人。楽師。

【伶丁】れいてい 

孤独。一人ぼっちなさま。
「零丁・伶仃」とも書く。
畳韻といって、「ei」で韻を踏んでいる。リズム重視の連語(それぞれの漢字に意味はない)。日本語で「ぶらぶら」みたいな感じの言葉。

【伶俐】れいり

頭の働きが鋭いこと。賢いこと。利発。
「伶俐な頭脳」
悧」とも書く。

《字源》

声符は「令」で、「令」は人が礼冠をつけ、(ひざまず)いて神意を聴く形。
「令」の甲骨文字。

《字体》

つくりの「令」は、漢隷のころよりの形が主流。
「令」の字体で書かれたものはほとんどなく、清の『康煕字典』に正字とされた字体(説文篆文準拠の字体)。
手書きの楷書では、常用漢字通りと書くのが一般的で、それを含む「」「伶」「」「」なども同様。

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