[音] | レン |
[訓] | つらなる |
つらねる |
《意味》
【聯なる】つらなる
並んで続く。つながる。ひとつながりになる。
【聯句】れんく
【聯繫】れんけい
物事と物事、あるいは人と人との間のつながり。
また、つながりをつけること。つながっていること。
「連繫・連係」とも書く。
【聯亙】れんこう
長く連なり続くこと。
「連亙・連亘・聯亘」とも書く。
【聯合】れんごう
二つ以上の組織・機関などが共通の目的のために一つの組になること。また、組をつくること。
「連合」に書き換えられる。
【聯珠】れんじゅ
「連珠」に書き換えられる。
【聯想】れんそう
ある観念につれて、それと関連のある他の観念が頭に浮かぶこと。また、その観念。
「連想」に書き換えられる。
【聯隊】れんたい
軍隊の編制単位の一つ。2~3個つの大隊から成る。
「連隊」とも書く。
【聯袂】れんべい
何人かの人が行動・進退を共にすること。
「袂を連ねる」意。
「連袂」とも書く。
【聯袂辞職】れんべいじしょく
総辞職のこと。
みんなが全員辞職すること。
「連袂辞職」とも書く。
【聯邦】れんぽう
共通の目的をもつ複数の国が、統一的な主権のもとに平等な関係で結合している複合国家。
アメリカ合衆国・スイス・インドなどがその例。連合国家。
「連邦」に書き換えられる。
【聯盟】れんめい
共同の目的のために行動をともにすることを誓うこと。また、その誓いによって結成された組織体。同盟。
「連盟」に書き換えられる。
【聯綿】れんめん
長くつながっていて絶えないさま。
「連綿」とも書く。
【聯絡】れんらく
「連絡」に書き換えられる。
【聯立】れんりつ
二つ以上のものが並びたつこと。また、いくつかのものが並び立ちながら全体として一つにまとまっていること。
「聯立政権」
「連立」に書き換えられる。
【関聯】かんれん
物事の間にかかわりあいがあること。連関。
「関連」とも書く。
【対聯】たいれん
「ついれん」とも読む。
【柱聯】ちゅうれん
柱にかける聯(壁面または柱などに左右一対にしてかけて飾りとする細長い書画の板)。柱かけ。
《字源》
「耳+(かん)」。
「」は門の鍵の形で、左右に貫くものを表す。
「関(關)」は門に鍵をする意。
「耳」は馘耳といって、戦場で敵を倒したら、その戦果として敵の左耳を切り取ったもの。
たとえば、「取」は「耳+又(手)」で耳を取り持つ意で、「最」は最も戦果を挙げたことを表す。
「聯」は、もとは馘耳をつなげる意。
:「取」の甲骨文字。左の扇形のものが耳。それを右側の手が持っている。