【倭】 10画 (8)  準1級


[音]
[訓] やまと
 

《意味》

昔、中国で、日本および日本人をさしたことば。
背が曲がってたけの低い小人の意。「和」

【倭塔おたわ

オタワ。カナダの首都。
Wikipediaオタワ

【倭文】しず

古代の織物の一つ。(かじ)の木や麻などで青・赤などの縞を織り出した古代の布。しずぬの。しずはた。しず織り。しどり。しずり。あやぬの。

【倭】やまと

  1. 旧国名の一つで奈良県全域に相当する。
  2. 日本または日本人。
のちに「大和」と書くようになった。

【倭建命】やまとたけるのみこと

日本神話に登場する英雄。
「日本武尊」とも書く。
Wikipediaヤマトタケル

【倭訓】わくん

漢字・漢語を、それに相当する日本固有のことばを当てて読みとること。また、その読み方。よみ。訓。
「和訓」とも書く。

【倭語】わご

漢語の渡来する以前から日本に存在していた、日本固有の語。
「あめつち(天地)」「やま(山)」「かわ(川)」など。やまとことば。
また、日本語。国語。
「和語」とも書く。漢語およびその他の外来語に対していう。

【倭寇】わこう

鎌倉時代から室町時代(13~16世紀)にかけて、朝鮮半島・中国大陸の沿海地域で掠奪行為や密貿易を行った日本人の集団を朝鮮・中国側から呼んだ語。
「和冦」とも書く。

【倭国】わこく

日本の国。わが国。
また、中国・朝鮮で、「日本国」の古称。倭。

【倭人】わじん

昔、中国人やアイヌ人が用いた、「日本人」に対する呼称。
「和人」とも書く。

《字源》

声符は「委(い)「委」(か)+女」で、稲の穂で作った(かぶ)り物を被って舞う女の人の姿。
「委」は、その姿が低くてしなやかなことから、「やすらか・まかす」の意となる。
ちなみに、(か)+子」「季」(か)+人」「年」である。
:禾 :委 :季 :年

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】