【椀】 12画 (8)  準1級


[音] わん
[訓] はち

《意味》

わん。食物を盛る、まるくえぐった木製の容器。「碗」

【椀飯振舞】おうばんぶるまい

  1. 盛んなもてなしをすること。盛大な饗応(きょうおう)
    「支持者を招いて椀飯振舞をする」
  2. 江戸時代、正月に一家の主人が親類縁者を招いて開いた宴。
誤って、「大盤(おおばん)振舞」「大飯(おおばん)振舞」などと書き、特に近年、代用字として「大盤(おおばん)振舞」と書くことが多い。

【椀子蕎麦】わんこそば

蕎麦(そば)を小さなわんに盛り、食べ終わる直前に給仕人がお代わりをわんの中へ投げ入れて、客が満腹するまで続けるもてなし。また、その蕎麦。岩手県盛岡名物。

《字源》

声符は(えん)は人が座って膝を丸くしている形。その丸くふくよか形のものをいう。
材質によって「椀・鋺・などといい、みなはち形のもの。

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