【丕】 5画 (4) 1級


[音]
[訓] おおきい
ける
もと

《意味》

  1. おおきい。りっぱな。
  2. はじめ。もと。

【丕基】ひき

大事業の基礎。国家統治のもとい。

【丕績】ひせき

大きな手柄。大功。偉績。

【丕図】ひと

大きな計画。
ほめていうときに用いる。

《字源》

は花のがくの部分が垂れている形。
「丕」「不」に、受粉して膨れてきたことを表す一印を加えたもの。
「不」が否定詞に転用されたため、「丕」「不」の原義(おおきい)を表した。
「不」は受粉して「丕」、実の形が加わって「否」、実がはちきれるようになって「咅(はい)、裂けて「剖(ほう)という。
:左から「不」の甲骨文字・篆書。
「丕」の篆書。
「否」の篆書。
「咅」の篆書。

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