【傅】 12画 (10) 1級


[音]
[訓] もり
かしず

《意味》

  1. つく。つきそう。かしずく。
  2. おもり役。
  3. しく。ならべる。

【傅く】かしずく

人に仕えて、その人を守り世話をする。

【傅育】ふいく

身分の高い人の子を大切に守り育てること。
「傅育係」

【傅】もり

子どもなどに付き添って世話をする人。付き人。また、養育係。

【傅く】かしずく

人に仕えて、その人を守り世話をする。

【師傅】しふ

身分の高い人の子に付き添って教え導く役。また、その人。もり役。

《字源》

声符は「尃(ふ)
「甫(ほ)+(すん)
金文の字形は、苗木の根を包んで手で持つ形で、土に植え付ける意。
それで「尃」は広く施し行う意となる。
「敷・溥」の初文として用いられた。
「尃」の甲骨文字。

《字体》

「尃(ふ)の部分は唐代楷書にはと書くのが主流。
常用漢字の「簿」「縛」「博」はそれを採用しており、「傅」「搏」「溥」「などの表外漢字もそれに合わせてと書いて差し支えない。
「傅」も手書きの楷書ではと書いて差し支えない。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】