【儁】 15画 (13) 1級


[音] シュン
[訓] すぐれる
まさ

《意味》

すぐれる。すぐれた人。」「俊」

【儁才】しゅんさい

すぐれた才知。また、その持ち主。英才。秀才。俊英。俊秀。
「俊才・駿才」とも書く。

【儁れる】すぐれる

人よりまさる。他より抜きん出ている。
「俊れる」「れる」とも書く。

《字源》

声符は(しゅん)は鳥が飛び立とうとする形。
すぐれる意があり、人に及ぼして「儁」という。

《字体》

の部分は漢代の隷書の頃からと書きやすい形で書かれているものが多い。
「儁」も同様で、と古来より書いてきたが、漢検の許容字体に含まれていないので注意を要する。
ちなみに、携帯の「携」のつくりと同じ形だが、字源は別。
の説文篆文は「携」の説文篆文は(つくりの形に注目)
先人がこの似た形の2つを、隷変を経て楷書を完成させる過程で、類型化することで書きやすく覚えやすいの字体に収束させたものと思われる。
:十字経論巻一(隋経)の「儁」

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