[音] | ショ |
[訓] | しま |
《意味》
しま。海中に小山が集まってできた群島。
【洲嶼】しゅうしょ
川の中の小島。中州と島。
【島嶼】とうしょ
大きな島や小さな島。大小の島々。諸島。
《字源》
声符は「與(よ)」で、「與」は「与」の旧字体。
「與」は「舁(よ)+」で、「」を四つの手で捧げている形。
「」は象牙二本を組み合わせた形とみられ、そのような貴重なものを奉納し運ぶ意と思われる。
共同の作業であるから、「ともにする」意となり、運んで他に移すので「あたえる」意となる。
さらに下に「手」を加えると「挙(擧)」となり、挙げ運ぶ意となる。
「興」は酒器である「同」を左右上下の手で捧げ持つ形で、酒で地霊を喚び起こすのが字の原義。
:「舁」の篆書。上下左右より手を加えて、ものをもちあげる形。
:「與(与)」の篆書。上下左右から「」を持つ形。