【捏】 10画 扌(7) 1級
[音] | ネツ |
デツ |
[訓] | こねる |
つくねる | |
こじつける |
《意味》
【捏ねる】こねる
【捏ね揚げ】つくねあげ
たたいた魚肉や鶏肉などに鶏卵・片栗粉を加え、また、クワイ・レンコンなどをすり混ぜて適当な大きさに丸めて油で揚げた料理。つくね。
【捏ね薯】つくねいも
ヤマイモ科のつる性多年草。「ながいも」の一品種で、畑で栽培する。手の形をした塊根を食用にする。とろろいも。
野菜図鑑「やまのいも」
「仏掌薯」とも書く。
【捏ねる】つくねる
手でこねて丸い形に作る。
「泥を捏ねる」
【捏ち上げる】でっちあげる
「捏」の音読み「でつ」を活用化したもの。
【捏造】ねつぞう
実際にはありもしない事柄を事実であるかのようにつくり上げること。でっちあげ。
「データを捏造する」
「でつぞう」の慣用読み。
《字源》
声符は「圼(でつ)」。
「圼」も「捏」も古い用例がなく比較的新しい字で、轆轤の台上で壺形の器を作る形。
「圼」は黒土をまるめた形。
「涅」は水中にある黒土、泥の意味。