【梏】 11画 (7) 1級


[音] コク
[訓] てかせ
しば
みだ

《意味》

  1. てかせ。罪人の手の自由をきかなくする刑具。
  2. しばりつけて動けなくする。
  3. かきみだす。

【梏】てかせ

  1. 刑具の一つ。手にはめて、自由に動かせないようにするもの。てかし。
  2. 自由な行動を束縛するもののたとえ。
「手枷」とも書く。

【鉗梏】けんこく

  1. くびかせと手かせで、罪人を束縛すること。
  2. 自由を奪って束縛すること。

梏】しっこく

  1. あしかせと手かせ。
  2. 自由をうばうもの。束縛。
    「家庭が桎梏となる」
「梏

《字体》

「告」は漢代の隷書より、「告」の字体で書かれており、唐代楷書では主流の形。
『説文解字』の篆書体を楷書体化した(上部の縦画が貫く形)はほとんど見られない。
「梏」も同様に、手書きではと書いて差し支えない。

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