【歃】 13画 欠(9) 1級
[音] | ソウ |
[訓] | すする |
《意味》
すする。口をとがらせ皿にさしこむようにして血をすする。
【歃る】すする
すぼめた口を皿に差し込んで血をすする。
「歃血」
【歃血】そうけつ
春秋時代、諸侯が盟約をするとき、大皿に入れたいけにえの血を互いにすすって、誓いを守り変心しない心をあらわすこと。
小国の君主が牛の左耳を裂いて血をとり(「牛耳る」の語源)、司会進行し、大国の君主が大皿の血を最初にすすり、盟主・覇者となる。
【盟歃】めいそう
血をすすりあって誓うこと。
《字源》
声符は「(そう)」。「」は鋤を土中に差し込む形。
「歃」は唇をあてて、すすることをいう。
「插(挿)」は土中に物を植え込む形をいう。