【癇】 14画 (9) 1級


[音] カン
[訓] ひきつ

《意味》

  1. ひきつけ。病気の名。小児に多く、発作的に筋肉がひきつって、全身がけいれんする。
  2. 感情が激しく、激怒しやすい性質。

【癇】かん

  1. 神経が過敏で、小さなことにもいら立ったり怒ったりすること。
    「癇が立つ」「癇の強い子」
  2. ひきつけや失神を伴う病気。
《癇に障る》かんにさわる
感情を害する。腹が立つ。癇に触れる。
「彼の言い方が癇に障る」
しゃくに障る」

【癇かんしゃく

感情をおさえ切れず、すぐに怒りを表すこと。また、その性質・発作。
「癇癪を起こす」
「癇癖」

【癇玉】かんしゃくだま

  1. 砂を混ぜた火薬を紙に包み、小さな玉にしたもの。地面などにたたきつけると破裂して大きな音をたてる。
  2. 「癇癪」に同じ。

【癇性・癇症】かんしょう

  1. 感情が激しやすく、すぐに興奮していらだつこと。また、その性質。癇癪持ち。
  2. 神経質で、ひどく潔癖なこと。また、その性質。
    「癇性で人の使った物に触れない」

【癇癖】かんぺき

過度に怒りっぽい性質。癇癪。癇性。
「癇癖が強い」

【子癇】しかん

妊娠中毒症の一種。妊娠・分娩ぶんべん産褥さんじょく期に突然痙攣けいれんを起こし、失神する病気。死亡率が高い。

癇】てんかん

痙攣けいれん・意識障害などの発作を繰り返す脳の疾患。突然意識を失って倒れ、硬直・手足の痙攣を起こすなど、症状は多様。遺伝的素質によるほか、外傷・脳腫瘍など脳の損傷によっても起こる。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】