【竈】 21画 (16) 準1級

交換略字【竃】


[音] ソウ
[訓] かまど
へっつい

《意味》

かまど。へっつい。物を煮炊きする所。

【竈】かまど

  1. 土・煉瓦(れんが)などで築き、(かま)(なべ)などをかけて食物を煮たきする設備。へっつい。かま。
  2. 独立の生活をいとなむ一世帯。一軒の家。
    「竈を分ける(=分家する)」
    竈の数を家一世帯の単位、課税の単位としたことから。

【竈馬】かまどうま

カマドウマ科の昆虫。コオロギやキリギリスに似るが、体は黄褐色で背がまるく曲がり、(はね)はなく、鳴かない。
Wikipediaカマドウマ昆虫エクスプローラコノシタウマ

【竈食ひ】へぐい

(かまど)で炊いたものを食べること。

【竈】へっつい

  1. かまど。
  2. かまどを守る神。

【塩竈】しおがま

  1. 海水を煮て塩を作るかまど。
  2. 菓子の名。微塵粉(みじんこ)に砂糖・塩をまぜ、枠に入れ押し固めたもの。
    宮城県塩竈で作り始められたのでいう。

【七竈】ななかまど

バラ科の落葉高木。
夏に白い小さな花を咲かせ、秋に美しく紅葉して赤い実をつける。
Wikipediaナナカマド
七回かまどに入れても燃え残るほどかたい木という意からこの名がある。
「花楸樹」とも書く。

【病竈】びょうそう

病菌に侵されている所。病気になっている所。
「病竈を取り除く」
「病巣」とも書く。

《字源》

声符は「鼀(しゅう)の省略形。
上部は「穴」ではなく(ふた)に空気穴がある形。
「鼀(かまど)の神を表す生物。
「竈」の金文。

《書き順》

下部の書き順が少々難しいです。覚えておけば綺麗に書けるかと思います。

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