【絮】 12画 (6) 1級


[音] ショ
ジョ
[訓] わた
わたいれ
くど

《意味》

  1. わた。繭を水に浸してひきのばしてつくるわた。まわた。きぬわた。繊維の長いもの(新しいもの)を綿といい、短いもの(古いもの)を絮という。
  2. 綿花でつくったわた。また、草木の種子についているわた毛。
  3. 長々と続くさま。くどい。くどくどしい。

【絮い】くどい

  1. 同じことを何度も繰り返し言って、わずらわしく感じられる。話がしつこい。
    「いちいち話が絮い」
  2. 食べ物の味付けがしつこい。
  3. 色合いや模様がどぎつい。
「諄い」とも書く。

【絮説】じょせつ

くどくどと述べること。
縷説(るせつ)

【絮】わた

  1. まわた。繭を水に浸して作った柔らかいわた。
  2. 古いわた。古いまわた。
    「綿」と書けば、新しいわたの意になる。

【軽絮】けいじょ

軽い綿。雪や柳の花などにたとえる。

【綿絮】めんじょ

わた。まわた。

【柳絮】りゅうじょ

白い綿毛をもった柳の種子。また、それが雪のように散るさま。
降る雪の形容として使われることもある。

【飛絮漂花】ひじょひょうか

辛く(はかな)い人生のこと。特に女性が落ちぶれる事を指す。
遊女などに身を落としてあてどもなく辛苦する女性のたとえ。
「飛絮」は風に飛び交う柳の花(柳絮)。風に吹かれて飛び交う柳絮が水面に浮かんで漂うさまが華やかに見え、儚げに姿を変えることから。
「飛絮流花」

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