【翹】 18画 (12) 1級


[音] ギョウ
[訓] げる
  つまだてる
すぐれる

《意味》

  1. あげる。鳥の尾羽のように、高くかかげる。つまだてる。つま先だって背を高くする。
  2. 特に秀でた人。また、特にすぐれているさま。ぬきんでる。

【翹ぎょうそ

大勢の中でとびぬけてすぐれていること。また、その人。
「楚」は、特に丈の高い木。
「詩経」周南・漢広の「翹翹錯薪、言刈其楚(翹翹と錯れる薪の、言は其の楚を刈らん)」から。

【翹首】ぎょうしゅ

しきりに待ち望むこと。
「翹望」

【翹望】ぎょうぼう

ある事柄の実現することをしきりに待ち望むこと。渇望。切望。
「才能ある新人を翹望する」
「翹首」

【翹てる】つまだてる

かかとをあげて爪先で立つ。
「爪立てる」とも書く。

【連翹】れんぎょう

モクセイ科の落葉低木。中国原産。古くから観賞用に植える。
枝がむちのように垂れ下がって長く伸び、地上に達するとそこから根をおろす。早春、葉の出る前に、黄色の美しい花を開く。また、果実は卵形で、漢方薬用。
植物園へようこそ!レンギョウ

《字源》

声符は(尭)(ぎょう)
「堯」は土器を焼くとき積み重ねる形で、うず高い意がある。
「翹」は、鳥が長い尾羽をあげる意。

《字源》

「羽」の部分について、唐代の楷書からの形で書かれていて、の形で書かれたものは見受けられない。
手書きの楷書の場合、と書く方が運筆の面からも自然。

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