[音] | カツ |
[訓] | かまびすしい |
おろか |
《意味》
【聒しい】かまびすしい
やかましい。音などがうるさい。
「虫の声が聒しい」
【聒聒児】くつわむし
クツワムシ科の昆虫の総称。後ろ足が長く強いため、よくとびはねる。触角が長い。体は緑色か枯れ葉色。秋に大きな羽をこすり合わせて、がちゃがちゃと鳴く。俗に「がちゃがちゃ」ともいう。
鳴き声が、「くつわ」の鳴る音に似ているため、この名がある。
「轡虫」とも書く。
《字源》
「(かつ)」は「氏」と「口」から成る。「氏」は把手のある曲刀の形。
「口」は祝禱を収める器の形。
曲刀でその器の蓋をこじあけ削る意の字で、「聒」はその音を表す。
「(かつ)」を持つ字は他に「話・刮・活」など。
「耳」と「舌」から成る一見すると変な漢字ですが、「舌」は「舌(ゼツ・した)」ではなく「(かつ)」の変形。
よって「舌(した)」とは関係ありません。