【聒】 12画 (6) 1級


[音] カツ
[訓] かまびすしい
  おろ

《意味》

  1. かまびすしい。がやがやさわいでやかましいさま。
  2. おろかなさま。

【聒しい】かまびすしい

やかましい。音などがうるさい。
「虫の声が聒しい」

【聒聒児】くつわむし

クツワムシ科の昆虫の総称。後ろ足が長く強いため、よくとびはねる。触角が長い。体は緑色か枯れ葉色。秋に大きな羽をこすり合わせて、がちゃがちゃと鳴く。俗に「がちゃがちゃ」ともいう。
鳴き声が、「くつわ」の鳴る音に似ているため、この名がある。
「轡虫」とも書く。

《字源》

(かつ)「氏」「口」から成る。「氏」は把手のある曲刀の形。
「口」祝禱(のりと)を収める器の形。
曲刀でその器の蓋をこじあけ削る意の字で、「聒」はその音を表す。
(かつ)を持つ字は他に「話・刮・活」など。
「耳」「舌」から成る一見すると変な漢字ですが、「舌」「舌(ゼツ・した)ではなく(かつ)の変形。
よって「舌(した)とは関係ありません。

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