【聘】 13画 (7) 1級


[音] ヘイ
[訓]
  おとずれる
  まね
 
  めと

《意味》

  1. とう。贈り物を持って人を訪ねる。
  2. めす。まねく。
  3. 結納を差し出して、正式に妻をめとる。また、その作法。

【聘する】へいする

礼を尽くして人を迎える。また、単に招き寄せる。

【聘問】へいもん

礼物を持って訪問すること。

【聘礼】へいれい

  1. 礼を厚くして人を招くこと。また、人を招くときの贈り物。
  2. 婚約が成立したしるしとして贈る物。結納(ゆいのう)

【招聘】しょうへい

礼を尽くして人を招くこと。
「教授を招聘する」

【重聘】ちょうへい

手厚く礼を尽くして招待すること。

【傭聘】ようへい

礼を尽くして人を招くこと。

【来聘】らいへい

外国から使節が来朝して貢ぎ物を献ずること。
「来聘使」

《字源》

声符は「甹(へい)
「甹」「丂由」で、「丂」の上に「由」を置く形。
「由」は儀式に使う器。
「甹」はもともと神助を求める儀礼に関する字で、祭事にいそしむ意がある。
ちなみに「寧」も似たような形で、「丂」(楷書化して「丁」になった)の上に生け贄の心臓を入れた皿を載せている。
「甹」の甲骨文字。
「甹」の金文。「由」が二つのっている。

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