[音] | シュク |
[訓] | まめ |
《意味》
まめ。まめ類の総称。
【菽水】しゅくすい
豆と水。粗末な食べ物。貧しい生活にいう。
【菽水の歓】しゅくすいのかん
貧しい中でも親に孝行を尽くす喜び。
まめを食い、水を飲む貧しい生活をしていても親を喜ばせる意。
【菽麦を弁ぜず】しゅくばくをべんぜず
非常に愚かなことのたとえ。
「菽麦」は豆と麦。豆と麦の区別もつかないほど愚かであるという意。
【菽】まめ
マメ科植物のうち、食用にする大豆・小豆・隠元など。また、その種子。特に、大豆。
「豆」とも書く。
【茹菽】じょしゅく
《字体》
「叔」の部分の初唐標準字体(通用字体)は「」。
「」は後漢の隷書から似た形で書かれている字体で、欧陽詢の碑にもみえる。
真ん中の点が一つ少ない「」は『正字通』や『康煕字典』に十の部で俗字として載っているため、日本でも近世以降でよく使われた通用字体と思われる。
「菽」「督」「淑」「寂」なども同様で、「菽」は「」が俗字として『正字通』に、同字として『康煕字典』に載る。
現在、手書きの楷書では「叔」の形でよい。
:「」の筆順。