【菽】 11画 (8) 1級


[音] シュク
[訓] まめ

《意味》

まめ。まめ類の総称。

【菽水】しゅくすい

豆と水。粗末な食べ物。貧しい生活にいう。

【菽水の歓】しゅくすいのかん

貧しい中でも親に孝行を尽くす喜び。
まめを食い、水を飲む貧しい生活をしていても親を喜ばせる意。

【菽麦を弁ぜず】しゅくばくをべんぜず

非常に愚かなことのたとえ。
「菽麦」は豆と麦。豆と麦の区別もつかないほど愚かであるという意。

【菽】まめ

マメ科植物のうち、食用にする大豆・小豆・隠元いんげんなど。また、その種子。特に、大豆。
「豆」とも書く。

【茹菽】じょしゅく

  1. 野菜と豆。
  2. 貧しい生活をすること。「茹」は食べる意で、豆をたべることから。

《字体》

「叔」の部分の初唐標準字体(通用字体)は
は後漢の隷書から似た形で書かれている字体で、欧陽詢の碑にもみえる。
真ん中の点が一つ少ないは『正字通』や『康煕字典』に十の部で俗字として載っているため、日本でも近世以降でよく使われた通用字体と思われる。
「菽」「督」「淑」「寂」なども同様で、「菽」が俗字として『正字通』に、同字として『康煕字典』に載る。
現在、手書きの楷書では「叔」の形でよい。
の筆順。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】