12画 (8) 1級

減画略字【莽】


[音] モウ
  ボウ
[訓] くさぶか
  くさむら
  おおきい
  ひろ
  あら

《意味》

  1. くさ。くさむら。くさぶかい。
  2. 粗雑なさま。また、そそっかしいさま。


莽】しんぼう

草木の乱れ茂った所。また、その茂った草木。しんもう。
「榛莽を切り開く」
「しんもう」とも読む。

【草莽】そうもう

  1. 草の生い茂っている所。草むら。草原。また、田舎。
  2. 民間。在野。世間。「草莽の志士」

【草莽之臣】そうもうのしん

官職に就かない民間人。在野の人。
「草莽」は草むら・田舎。転じて、民間・在野・世間。
「草莽」は「そうぼう」とも読む   
(そうぼう)之臣」「市井(しせい)之臣」

莽】ろもう

  1. 塩分の多い土地と草ぼうぼうの野原。荒れ果てた土地。
  2. おそまつなこと。粗略。軽率。

《字源》

(ぼう)(くさむら)+
「犬」は犬の犠牲。に墓の意があり、そこに犬を用いた犠牲を葬る意の字。
墓地に草の生い茂ることから、くさむらの意になる。
ちなみに・・・
(ぼう)+死」「葬」中で死体の骨を拾う意。
(ぼう)+「莫」中に日が沈む形。後に否定詞に用いるようになり、区別するため「暮」が作られた。

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