減画略字【莽】
[音] | モウ |
ボウ |
[訓] | くさぶかい |
くさむら | |
おおきい | |
ひろい | |
あらい |
《意味》
【榛莽】しんぼう
草木の乱れ茂った所。また、その茂った草木。しんもう。
「榛莽を切り開く」
「しんもう」とも読む。
【草莽】そうもう
【草莽之臣】そうもうのしん
官職に就かない民間人。在野の人。
「草莽」は草むら・田舎。転じて、民間・在野・世間。
「草莽」は「そうぼう」とも読む。
「草茅之臣」「市井之臣」
【鹵莽】ろもう
《字源》
「(ぼう)(くさむら)+犬」。
「犬」は犬の犠牲。「」に墓の意があり、そこに犬を用いた犠牲を葬る意の字。
墓地に草の生い茂ることから、くさむらの意になる。
ちなみに・・・
「(ぼう)+死」で「葬」、中で死体の骨を拾う意。
「(ぼう)+日」で「莫」、中に日が沈む形。後に否定詞に用いるようになり、区別するため「暮」が作られた。