15画 (12) 1級


[音] シン
  ジン
[訓] きのこ
たけ
くわたけ

《意味》

きのこ。たけ。くわたけ。

【蕈】きのこ

担子(たんし)菌類に属する植物の総称。他の動植物に菌糸が寄生し、胞子で繁殖する。多くは傘状をなし柄がある。松茸・初茸・茸のように食用になるものもあるが、有毒なものもある。
・菌」とも書く。

蕈】こうたけ

イボタケ科のキノコ。秋に落ち葉の下に群生する。かさは漏斗(じょうご)状で中央が深くくぼむ。全体が褐色で、乾燥すると香りが強い。食用。ししたけ。かわたけ。
「革茸・香茸・皮茸」とも書く。

【香蕈】しいたけ

担子菌類マツタケ科のキノコ。シイ・カシ・クヌギ・クリ・ナラなどの枯れた幹に寄生、また栽培される。独特の香りがある。干して保存する。食用。
Wikipediaシイタケ 
茸」とも書く。

《字源》

声符は「覃(たん)
「覃」は、(つぼ)状の器に物を満たしている形で、長期にわたって熟成する意から「ふかい」「およぶ」意になる。
「覃」の甲骨文字。
「覃」の篆書。上部がで、塩漬けの物を貯蔵することをいう。

《字体》

は隷書の頃からで書かれて、初唐の楷書でもそれが主流である。
を含む「譚」「潭」「蕈」なども同様で、手書きの楷書ではそのように書いて差し支えない。

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