[音] | カイ |
[訓] | にら |
おおにら | |
らっきょう |
《意味》
にら。草の名。地中にできる卵状の白い鱗茎は食用とする。らっきょう。おおにら。
【薤露蒿里】かいろこうり
人生のはかないことのたとえ。
「薤露」「蒿里」ともに挽歌(葬送の時の哀悼歌)の曲。
漢の田横が高祖に仕えることを恥じて自殺した時、その死を悼んで門人が作った挽歌で、武帝の時、李延年が二曲を分けて「薤露」は王侯貴族の葬送に、「蒿里」は下級官吏・士大夫・庶人の葬式に用いた。「薤露」は、薤の葉に置いた露が乾きやすく落ちやすいのを命のはかなさにたとえたことから。「蒿里」はもと、山の名で、人が死ぬとその霊魂がここに集まり来るといわれた。
【薤】らっきょう
ユリ科の多年草。原産地は中国。鱗茎は卵形で白色。一種の臭気があるが、漬けて食用にする。
Wikipedia「ラッキョウ」
「辣韮」とも書く。
《字源》
正字は「䪥」で「㕢(かい)」声。
「薤」は省略体。
「韭」はニラの象形。
:「韭」の篆書。