【蛄】 11画 虫(5) 1級
[音] | コ |
[訓] |
《意味》
「螻蛄(けら)」「蟪蛄(にいにいぜみ)」「蝦蛄」「蝲蛄(ざりがに)」に用いられる漢字。
【蟪蛄は春秋を知らず】けいこはしゅんじゅうをしらず
生命の短いたとえ。人生のはかないことのたとえ。また、見識や経験の狭いことのたとえ。
小さなセミは夏の間だけしか生きないので、春と秋を知らない意から。
「朝菌は晦朔を知らず、蟪蛄は春秋を知らず」から。「朝菌」は朝生えて晩には枯れるというキノコ。一説に、朝生まれて晩には死ぬ虫。
【螻蛄】けら
ケラ科の昆虫。体長3㎝前後。土中にすみ、夜活動する。前脚は大きく土を掘るのに適する。おけら。
Wikipedia「ケラ」
「螻」とも書く。
【蝲蛄】ざりがに
ザリガニ科の節足動物。淡水にすむエビの一種。一対の大きなはさみをもつ。北海道・東北地方にすむ。食用。
アメリカザリガニは帰化種。
Wikipedia「ザリガニ」
「蝲蛄」は漢名より。和名は「いざりがに」の略でいざるように這うのでこの名がある。
【蝦蛄】しゃこ
浅海の泥中にすむシャコ科の甲殻類。エビに似るが平たく、腹部の幅も広い。
Wikipedia「シャコ」
「青竜蝦」とも書く。