【】　16画　言（9）　1級

《意味》

へつらう｡言葉を曲げて相手のすきにつけこむ｡人の機嫌をとるように媚(こ)びる｡

【諛う】へつらう

相手に気に入られるよう、言葉で機嫌を取る。言葉で媚(こ)びる。
｢諂う｣とも書く。　　　

【諛言】ゆげん

へつらいの言葉。お世辞。
｢諛言を呈す｣

【阿諛】あゆ

相手の気にいるようなことを言って(して)機嫌をとること｡へつらうこと｡おべっか｡
｢追従｣｢迎合｣

【阿諛傾奪】あゆけいだつ

身分や権力のある者におもねり、他人の地位を傾け奪うこと。

【阿諛追従】あゆついしょう

相手に気に入られようとこびへつらうこと。
｢阿附迎合｣

【阿諛便佞】あゆべんねい

口先でへつらって、人の気に入るようにずるがしこく立ち回ること。
｢便佞｣は口先はうまいが誠意がないこと。

【讒諂面諛】ざんてんめんゆ

他人の悪口を言ってこびへつらうこと。
｢讒諂｣は悪口を言い、へつらうこと。｢面諛｣は人の面前でこびへつらうこと。

【諂諛】てんゆ

こびへつらうこと。
｢阿諛(あゆ)｣

【面諛】めんゆ

目の前でお世辞を言い､おもねる｡

《字源》

声符は｢臾（ゆ）｣。
｢臾｣は人が腰に両手をかけている象形。人をゆり動かす意。
言葉で人意を動かそうとすることを｢諛｣という。

《字体》

つくりの部分の楷書体です。
かかはデザインの差（好きな方を書いてください）。
「表外漢字における字体の違いとデザインの違い」の｢表外漢字における該当例｣4-B-(2)続けるか、切るかに関する例