【贅】 18画 (11) 1級


[音] セイ
  ゼイ
[訓] いぼ
こぶ
むだ
  よけい
  いりむこ

《意味》

  1. いぼ。皮膚の一部分の肉がもりあがったもの。こぶ。
  2. よけいな。余分で不必要なもの。むだ。
  3. 娘にくっつけた入りむこ。また、人質・抵当として相手にわたした子ども。

【贅】ぜい

  1. むだ。余り物。
  2. ぜいたく。おごり。
    「贅を尽くす」

【贅言】ぜいげん

余計な言葉。また、それを言うこと。贅語(ぜいご)冗語(じょうご)
「贅言を弄する」

【贅沢】ぜいたく

  1. 必要以上に費用をかけること。「衣服に贅沢する」
  2. 必要な限度や身のほどをわきまえないこと。「贅沢な夢」

【贅沢三昧】ぜいたくざんまい

思いのままに贅沢にふけること。

【贅肉】ぜいにく

体に必要以上についた、脂肪の多い肉。太りすぎの余分な肉。
「運動不足で贅肉がつく」

【贅肬】ぜいゆう

こぶや、いぼのような無用の肉。
無用なもののたとえに使う。

【贅六】ぜいろく

関東人が、(抜け目のない)関西人をあざけって言う語。
才六(さいろく)のなまりと言われる。「ぜえろく」とも読む。

【附贅懸疣】ふぜいけんゆう

役にたたない余計なもののたとえ。目障りで余計なもののこと。
くっついているこぶと、ぶらさがっているいぼの意。
「附」は「付」、「懸」は「県」、「疣」は「肬」とも書く。

【疣贅】ゆうぜい

いぼ。

《字源》

正字はで、(せい)+貝」
「祟又」
「祟」は呪霊をもつ(たた)りを為す獣の形。
これを用いて呪術を行うことをといい、その費用を「贅」といった。

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