【赭】 16画 (9) 1級


[音] シャ
[訓] あかつち
あか
あか
はげやま

《意味》

  1. あかつち。赤鉄鉱のまじったあかい土。その鉄分は顔料となる。
  2. あかい。あか土の色。あか土色の。
  3. はげ山。

【赭】あか

赤の一種。赤土の色。

【赭】あかつち

鉄分を含んだ赤褐色の粘土。
「赤土・赭土」とも書く。

【赭顔】しゃがん

日に焼けたり酒を飲んだりして、あからんだ顔。あからがお。
「白髪赭顔」
「赭面」

【赭熊】しゃぐま

  1. 赤く染めた、ヤクの白い尾の毛。払子ほっすやかつら、の飾りなどに使う。
    などに使う。
  2. 縮れ毛でつくった入れ毛。また、それで結った日本髪。
「赤熊」とも書く。

【赭土】そおに

色の赤い土。顔料に用いた。
「そほに・そぼに」とも読む。

【代赭】たいしゃ

  1. 赤鉄鉱の一種。表面が赤土のような色をしている。砕いて絵の具にする。代赭石の略。。
    山西省代県に産する赭石の意。
  2. 赤褐色。また、その色の絵の具。代赭色の略。

《字体》

の部分は、常用漢字の字体と同様に、点を省いたのように書くのが隷書の時代から主流で、手書きの楷書では点をつけたものは歴史的にも皆無。

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