【雋】 13画 隹(5) 1級
[音] | シュン |
セン |
[訓] | すぐれる |
《意味》
【雋れる】すぐれる
抜きん出ている。人より勝る。
「俊れる」「儁れる」とも書く。
【英雋】えいしゅん
非常にすぐれていること。また、そのような人。
「英俊」とも書く。
《字源》
鳥が足をすくめて飛翔する形から。「隹」は鳥の形。
「隼」の形に近い。
《字体》
「雋」は漢代の隷書の頃から「」と書きやすい形で書かれているものが多い。
漢検の許容字体に含まれていないので注意を要する。
ちなみに、携帯の「携」のつくりと同じ形だが、字源は別。
「雋」の説文篆書体は「」、「携」の説文篆書体は「」(つくりの形に注目)。
先人がこの似た形の2つを、隷変を経て楷書を完成させる過程で、類型化することで書きやすく覚えやすい「」の字体に収束させたものと思われる。