【鞅】 14画 (5) 1級


[音] オウ
[訓] むながい
はらおび
きずな
うら
にな
わるがしこ

《意味》

  1. むながい。馬具の一つ。馬の胸からくらにかけ渡すかわひも。
  2. 馬のはらに締めるかわ帯。はらおび。
  3. きずな。
  4. うらむ。不平に思う。「怏」
  5. 重みをまともにうけてになう。重みをになって奔走する。「鞅掌おうしょう
  6. 鞅罔おうもう」はわるがしこい意。

【鞅掌】おうしょう

せわしく働いて暇のないこと。休む暇がないほど、せわしく働くこと。精励。
手紙などで、相手の行動についていう。
「益々御鞅掌の段、まことに喜ばしく…」

【鞅】むながい 

馬具の一つ。馬の胸から鞍にかけわたす組みひも。
「胸」とも書く。

《字源》

声符は「央(おう)
「央」首枷(くびかせ)をつけられた人の正面形。
「むながい」は馬の首から胸にかける革紐(かわひも)で、人に首枷をつけるのと似ている。
:左から「央」の甲骨文字・篆書。

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